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ドイツ史と戦争

三宅 正樹, 新谷 卓, 中島 浩貴, 石津 朋之/編著『ドイツ史と戦争: 「軍事史」と「戦争史」』彩流社、2011年

この本は、世界史研究会に所属するメンバーでもある新谷 卓さん、中島 浩貴さんが編集に携わっています。だから評価を高めるわけではなく、純粋に今年読んだ歴史関係の中で一番面白いと思いました。

内容説明
「戦争は人類が営む一つの社会現象である」との認識で、「軍事史」より広義の「戦争史」の視点から、戦闘の歴史だけでなく、政治、経済、技術、倫理、思想といった社会的要素を意識的に取り入れた多角的な論集。第一部では、「ドイツ統一戦争」から現在までのドイツ史における戦争の位置づけについて概観。第二部では、重要な人物とその思想を取りあげ、戦争史の文脈のもとでのドイツ固有の特質について考察。第三部では、陸・海・空の軍組織に焦点をあて、それぞれの軍事面だけでなく社会的影響の側面にも触れる。第四部では、ドイツの戦争観や戦略思想が世界各国にどう認識、受容されたかを考察。蒋介石軍がドイツ式に武装され、抗日戦で独の軍事顧問団が作戦面でも指揮した事実を明かす。

(社)日本図書館協会 選定図書にもなっています。

彩流社 http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-1657-5.html

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by kawa0201jp | 2011-12-25 21:32 | 文献紹介


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