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日本近世の自立と連帯

『日本歴史』2012年3月号(766)に、会員の白川部達夫さんの『日本近世の自立と連帯―百姓的世界の展開と頼み証文』の書評が出ています。曽根ひろみさんによるものです。


『日本近世の自立と連帯』東京大学出版会日本近世の自立と連帯_a0239911_9473017.jpg
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-026223-1.html
# by kawa0201jp | 2012-03-04 09:47 | 文献紹介

歴史地理教育 2012.2 NO.785

先日、歴史教育者協議会のサイトから注文した『歴史地理教育』が届いた。特集は、震災と漁業である。特集も大切なテーマを扱っているが、わたしの目当ては、小特集の、追悼●遠山茂樹氏である。渡辺賢二・佐藤信雄・加藤文三・宮原武夫・古谷博・大串潤児の6氏が原稿を寄せている。
渡辺さんによると、「歴史学専攻生の中でさえ、遠山茂樹先生について知らない学生がいて、唖然とすることがある」らしい。

果たして高校生は、4月に歴史について何を教わるのだろうか。「教科書検定」についてや、「歴史教科書」について、また教科書の執筆者についてなどから教わっているのだろうか。
高校生は、自分が教科書として使っているものを唯一の歴史教科書として考えていて、他の高校生も同じものを使っていると思っているのではないだろうか。たとえ別の教科書の存在を知っていても、執筆者によって歴史記述の方法や用語の記載に異なる点があるとまでは思い至らないかもしれない。

もちろん教科書執筆者が歴史学者を代表するわけではないが、簡単な紹介くらいしても良いだろう。紹介の中で、執筆者の専門分野を伝え、何章はだれだれの執筆だろう、と考えさせたい。

他社の歴史教科書との読み比べもさせてみたい。

このように、歴史(世界史にしても日本史にしても)を教えることができたなら、遠山茂樹に限らず、大学受験をし、歴史学専攻生を志す学生の多くは高校生のうちに、歴史家の名を知り、渡辺さんの嘆きも少しは和らぐのではないだろうか。
# by kawa0201jp | 2012-02-20 23:09 | 読書メモ

明石弁天厳島神社

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# by kawa0201jp | 2012-01-29 21:21 | 足利探訪

山川長林寺

昨夜、雪が降ったので綺麗だろうと思いながら久しぶりに福聚山長林寺にいってきました。
ここは毛野地区山川町の旧国道50号線から北に少し入ったところにあります。松並木を通って山内に入ります。毛野大坊山ハイキングコースの入り口でもあり、春や秋にはハイキング客でにぎわいます。
山川長林寺_a0239911_16484310.jpg
この寺は明応8年(1499)年にに常陸国小茎に創建された金剛山東林寺をその前身とします。現在、本堂の改修工事中です。


山川長林寺_a0239911_16501297.jpg


寺の東には権現池という大きな池があり、弁財天がいて子どもの頃よく遊びました。また、寺の東の山を急な石段を登りつめたところに、朱塗りのお堂があります。これは、道了大権現であり、このお堂は崖の上に突き出た建物で、若干舞台造り風にできています。ここからの山内の眺望はすばらしいです。お堂のすぐ右手には大きな岩があり、鏡岩といいます。悪いことを犯した人がこの前に立つと、悪事の数々が岩に映しだされるという言い伝えがあります。これをひとつとして長林寺には七つの伝承があり、山川長林寺の七不思議として今に守り伝えられています。

石井進先生監修で『下野山川長林寺乃研究』という研究所も刊行されています。
山川長林寺_a0239911_16523716.jpg



宗教法人長林寺http://www.chorinji-sanctuary.com/山川長林寺資料調査会http://www.geocities.co.jp/chorinji/
# by kawa0201jp | 2012-01-24 17:21 | 足利探訪

歴史科学協議会サイトより転載

■ 東京歴史科学研究会歴史科学講座「歴史学は災害にどう向き合ってきたのか」
  2012年1月29日(日)13時~ 早稲田大学戸山キャンパス 
   成田龍一氏「災害史の構想力と可能性をめぐって―3.11の経験をへて」(仮)
   北原糸子氏「理系災害学と文系災害史研究」   
※事前申込みも不要です。奮ってご参加ください。


■ 「建国記念の日」反対 2012年2.11集会
   日 時:2012年2月11日(土) 13時30~
   会 場:日本橋公会堂ホール4階(交通案内・地図はPDFをご覧ください。)
   資料代:500円(高校生以下無料)
   報告者:後藤 道夫氏 「憲法が生きる人間らしい社会と教育を」
       田中 正敬氏 「関東大震災における「人災」と国家―未解決のままの朝鮮人虐殺―」
    特別報告 沖縄はいま―教科書と基地―
※会員/非会員問わずどなたでもご参加いただけます。事前申込みも不要です。奮ってご参加ください。


■ 歴史科学協議会主催シンポジウム「原発震災・地震・津波 ―歴史学の課題―」
   日 時:2012年3月24日(土) 13時~(12時30分開場)
   会 場:学習院大学南3号館201教室(JR山手線目白駅下車)
   資料代:500円
   報告者:石橋 克彦氏 「史料地震学と原発震災」
        渡辺   治氏 「戦後史のなかで大震災・原発事故と復旧・復興を考える」
        西村慎太郎氏 「文書の保存を考える」
   司 会:保立 道久氏
※会員/非会員問わずどなたでもご参加いただけます。事前申込みも不要です。奮ってご参加ください。
※シンポジウム当日は、被災史料救援活動への募金をあわせて行います。ご協力をお願いいたします。
# by kawa0201jp | 2012-01-22 22:49 | 研究会案内


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